04738-170417 開始15分前に前5列が埋まる「全方向授業」
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教室に入ったら、思わず笑いました。前5列、学生でうまっているのです。その後ろはがら〜ん。
毎年、火曜日の1限に開講していた成蹊大学法学部1年生向けの「民法1」。今年は調整の結果、月曜4限に移動。4限は14:55開始です。その第2回目の授業のために、開始15分前、14:40に教室に到着し、ドアを入ったら、おもわず笑ってしまいました。 前5列、学生がびっしり着席しています。1年生の2週目にしてこの熱気。素晴らしい。
1限に開講していた頃は、9時開始の30分前に来ている学生も数人いたとはいえ、前5列が埋まるのはだいたい開始10〜5分前。今年は4限開講であることもあってか、開始15分前にその状態。
14:55、教室の前にニコニコ立つと、154名、スーッと静かになって、授業開始。問いかければ数え切れないほどの手が上がり、次々と多様な発言が出る。多様性の尊重こそ法律と法律学の使命。 shioが話している間は静まりかえり、学生たちの目はランラン、ひたすらノートを書いている。バディ(2人組)で「教えあい」する時間は全員が対話に参加してワイワイガヤガヤ。1週目に出した「お題」(「課題」ではない)もほぼ全員が書き上げて来ました。 どれも例年と同じ情景。もちろんshioも、毎年と同じくすべてアドリブ。「講義ノート」や「レジュメ」を見ながら一方的に話す「講義」は一切しない。学生たちとshioとの対話及び学生同士の発言等による相互作用で展開する「全方向授業」です。それによって新入生たちは、高校までの「学習」から大学の「学問」へとパラダイムシフトしていく。上級生は、真剣に「楽問」を愉しむ。 今期、shioが担当する週13コマ(1コマ90分)で学生たちと交わす知的な対話が楽しみです。
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